トップに戻る時は、ロゴをクリック


選抜前打ち決戦2009 (2009/8/30)の詳細

開催地 姫路港・飾磨10万トン西側テトラ 
AM5:30〜PM12:00


選手紹介
3チーム参加選手9名(順不同・敬称略) ※名前の後の( )は出場回数初は初出場
チーム関西 左より
春日 俊治 /ちぬ酔人 (初)

米澤 邦和 /神戸七防黒鯛人 (初)
佐藤 雄一郎 /黒鷲会 (初)
チーム中京 左より
山本 良英/ (初)

川島 晋/東海チヌ倶楽部 (初)
辻 洋 /チヌ迷人 (初)
チーム北陸 左より
古山 功一/富山湾Kグループ (初)

渋谷 充 /金沢茅渟研究会 (2)
荒磯 克己/金沢茅渟研究会 (2)




午前4時半集合、各チームより自己紹介があり皆、事前の釣行で開催場所の下見を行っているとの事。
「選抜前打ち決戦」独特の雰囲気、空気、参加者の意気込みが乗船前から伝わってきます。この雰囲気は、当日その場所にいないと分らない独特なもので、各大会の雰囲気とは全く異なったものです。チーム関西の米澤キャプテンは、「プレッシャーに押しつぶされそうです。」と、またチーム北陸の渋谷キャプテンは、2回目の出場と言う事で「今回は団体戦でどうしても勝ちたい。2年前の雪辱をきします」と。
当日は、東風の影響か、早朝はやや肌寒さも感じられました。
5:30の渡堤後、海況は東風の影響で濁りがなく、また潮の流れもはっきりしない状況の中で、春日選手(チーム関西)の竿が6:30頃大きく曲がり、良型をかけたが、テトラ穴に潜られ痛恨のラインブレーク。チーム中京の山本選手も2尾チヌをかけるが、規定(30cm以上)外の魚。時間のみが経過して、もしかすると、2年前の様なノーフィッシュによる競技不成立、午後からの再チャレンジも考え始めた9時過ぎに、カーブより東側で荒磯選手(チーム北陸)の竿が、大きく弧を描きました。釣り上げたチヌは43.6cm(1204g)、本日は、同付近で2回ラインブレークがあり3回目のアタリでGETしました。この一枚で、各選手の闘争心に火がつき、目の色を変えて探っていきます。チーム北陸の渋谷キャプテンも、「これで勝てる・・・」。更なるダメ押しの一尾を狙って、西へ東へ奔走します。イガイではあたりが少ないので、すべての選手がカニを使っています。それくらい厳しい日でした。
その後も各選手、餌取りのガシラ、フグのアタリはあるものの、本命のアタリは散発的で、誰もが荒磯選手の逃げきりかと思っていたその時、10:40分頃、米澤選手(チーム関西)がカーブ西側のテトラ穴で待望のチヌあたり。ぐいぐい潜っていくチヌに長い時間手こずりながら、巧みなロッドワークとフットワークで釣り上げた魚体は、46.5cm (1534g)。一発逆転に本人から思わず「やった!!」のガッツポーズ。終了間際も餌取りのアタリがあるものの、12:00の時刻を持って競技終了となりました。
この結果から、「チーム関西」の3連覇が達成し、個人戦も「チーム関西」から3年連続選出となりました。
それにしても最後の米澤選手の一尾は、ドラマチックな展開で、表彰後の満面の笑みが印象的でした。



団体戦、個人戦ともに、30cm以上のクロダイの総重量で競われました。

団体の部
順位 チーム名 重量 釣果枚数
優勝 チーム関西 1534g 1枚
2位 チーム北陸 1204g 1枚
3位 チーム中京


個人の部
順位 名前 重量 釣果枚数・最長寸
優勝 米澤 邦和 1534g 1枚
2位 荒磯 克己 1204g 1枚



団体優勝及び個人の部優勝を決めた米澤選手の値千金のチヌ

チーム関西優勝コメント
米澤選手のコメント

毎年、各地の選考会予選を勝ち抜いて選ばれた強者がずらり、今迄に色々な大 会に出場しましたが、ちょっと今迄に無いピリピリとした雰囲気と緊張感、気合いが更に入ります。
当日は快晴、無風で海の色はやや透けている状況。数日前の下見で唯一アタリの多かった、船着き場付近と、くの字付近にエリアを絞 り、反応の良かった岩ガニで探る事にしました。当日はフグやガシラ、ソイなどのエサ取りも多かったですが、アタリが有るのでモチベーションも更に上がります。
日が高くなって来た所で、探る場所をテトラの際穴からテトラの裏側に切り替え、テトラの影を重点的に探ると終了1時間前に待望のアタリと同時に強烈な締め込み、巻いては潜られ巻いては潜られの繰り返し、釣り上げた瞬間大声でよっしゃ〜っの雄叫び!!
運良く良型のチヌを釣り上げる事が出来ました、タモの中に魚体が入った瞬間、 体中の力が抜け、その後、魚を持つ手の震えがしばらく止まりませんでした。結局、その1尾で関西代表が、3連覇ができ、同時に個人優勝もする事が出来ました。
多くのアドバイスを下さった、倉田さん、先輩の皆さん、応援に駆けつけてくださった仲間の方々に心から感謝します。ありがとうございました。
また、あの舞台に立てるよう頑張ります。


春日選手のコメント

6/7(日)に大阪南港で開催された「関西選考大会」で2位に入り、北陸から「チーム関西」の代表選手として参加させて頂きました。地元北陸からではない出場と言う事で、かなり複雑な気持ちで決勝に望む事になりました。事前に下見釣行が出来る機会があり、そこそこの手応えを掴んでいました。決戦当日、寝不足の為両地区のプレッシャー(笑)も感じず、大会に入っていけましたが、前回と違って濁りがありません。朝一にそこそこの魚をかけたのですが、痛恨のバラシ!(関西チームさん、わざとじゃないですよ!必死だったんです。(怒))そして、「チーム北陸」の荒磯選手が釣ったと情報が入ってきた時には、いろんな意味でかなり焦りましたが、終了間際、関西の米澤キャプテンが釣ってくれたおかげで、「チーム関西」が3連覇してホッとすると同時に、来年は北陸代表として、なんとしてでも出場したいと思いました!?
とにかく、関西、北陸の怖い関係者に姫路港に沈められなくて良かったです。(笑)


佐藤選手のコメント
コメント届き次第アップいたします。(トップページのお問い合わせよりお送り下さい。)


大会風景